逆流性食道炎になったとき、アルカリイオン水を飲むと効果がある! と言われて試していたことがありました。
普通に市販の、スーパーで売っている水や、あとは家にたまたまああった「アルカリイオン水」を作ることのできる浄水器の水で試していただけでしたが、
確かに症状が楽になったりと、効果はあったように思います。
ここでは、今年50歳になる主婦の私が、逆流性食道炎になったときの闘病記を備忘録代わりにまとめ、病後に色々調べなおしたことも合わせて書いてみたものを載せています。

今回は、「逆流性食道炎の症状へのアルカリイオン水の効果」についてです
アルカリイオン水の具体的な効果って?
先ほど、「私は逆流性食道炎だったときにアルカリイオン水を飲んで効果を感じた」と書きましたが、具体的にどのような効果を感じたのか書いておきます。

まず、胸焼けがだいぶ楽になりました。
特に、一日あたり2リットルくらい、よくモデルさんがTVとかで言っているような分量を飲んだら効果がありそうだと思ってがんばって飲むようにしてから、食後しばらく経ってからいつも襲ってきていた辛い胸焼けが安定的に治まってきたように感じます。
あとは、薬の副作用によってかたまに便秘気味になることがあったのが、すっかりお通じもよくなりました。
さらにおまけ的な要素かもしれませんが、むくみも無くなってきたように感じます。
さすがはお水ですね。お水をたくさん飲むと体の中の不用物や老廃物を流してくれる、というのは聞いたことがありましたが、実際に効果があるのだなぁ、と実感したのを覚えています。
このように、嬉しいことがたくさんありました。でも、私の性格上、「なぜ?」が知りたくなってしまいました。
そこで、少し調べたり周りの方に聞いてみたり実感を得たりした上でわかったことを、まとめてみようと思います。
- 胸焼けが楽になった
- 便秘が解消し、お通じが良くなった
- むくみが取れた
アルカリイオン水が体にもたらしてくれる効果
では、一体なぜ、私はアルカリイオン水を飲んで効果を感じることができたのでしょう?
アルカリイオン水の効果について、以下にまとめてみました。
- 胃酸を中和してくれることで、逆流してきたときにも食道に起こる炎症を和らげてくれる
- 胃腸の働きを活性化してくれる
- 便秘を解消し、快便にしてくれる
- 血行を促進してくれる
まず、胃酸の中和について。
アルカリイオン水は、「アルカリ」とついているくらいですから、アルカリ性なわけです。
「酸」とついているように酸性である胃酸の過多をおさえるためには、アルカリイオン水を飲めばいわゆる中和してくれる現象が起こるのですね。

ただし、この中和現象、中途半端な量や濃度では、効果が得られません。
量的には、一般的に体重の3%ほどを毎日飲むのが良いようです。体重60kgの人で、1日2リットル程度。私の体重はヒミツですが、「モデルさんの言うように1日2リットル」というのは、なかなか理にかなっていたわけですね。
濃度については諸説ありますが、だいたいpH7〜10の範囲内のものが良いとされています。
あまり濃度の弱いものだと、中和作用がないので効果が出ませんが、逆にあまりに強すぎるものだと、喉や食道に却って炎症を起こしてしまい、体に毒になってしまいます。

あまり濃すぎない濃度のものを、200mlずつなど小分けにして、1日の中でこまめに飲むのが良いですね。
なお、市販のミネラルウォーターでもpH7前後の濃度のものが出ていますし、市販のアルカリイオン水でもpH9弱〜10弱くらいの濃度のものが売られていますので、まず適正濃度のアルカリイオン水を手に入れられないという心配はないと思います。
また、アルカリイオン水は「特にどこどこの商品が良い」というわけではありません。
通常の市販のアルカリイオン水や、私のようにたまたま家にアルカリイオン水精製機(浄水器)などがあったような場合その水を利用することでも、一定の量を摂取することで十分な効果を得ることができます。
また、蛇足ですが人間の唾液もアルカリ性なのです。
食べ物を食べると、「消化しよう」とする働きから口内が酸性に傾くのですが、アルカリ性で中和することによって喉や食道を傷つけないように食べ物が運ばれるようになっているなんて、人間の体の仕組みは本当によくできていますよね!
なので本当に辛いときは、唾をたくさん飲み込むようにするだけでも、若干の効果は得られるのではないかと思います。
人間の体によって一番良い水とは、カルシウムが多く入っていて、アルカリ性の酸化還元電位の低い水です。
また、お酒を飲んだときに特にきちんとしたミネラルウォーターなどで出されるチェイサーが有効なのも、同様の理論から来ています。

アルコールを飲むと消化のため胃酸の分泌が活発になりますが、その酸の働きを、ミネラルウォーターが中和して胸焼けを防いでくれているわけですね。お酒好きな方は、参考にされてみると良いのではないでしょうか
胃腸の働きの活性化について。アルカリイオン水には、通常のお水とは違い、カルシウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオンなどのミネラル分がたっぷりと含まれています。これが胃腸の働きの活性化をもたらします。

このことが、便秘を解消し、お通じをよくしてくれる作用ももたらしてくれるわけですね。
また、アルカリイオン水にはビタミンCやビタミンEと同じような抗酸化作用があるため、活性酸素が原因となっている病気の治療や予防にも効果を発揮します。この点も、胃腸の働きを整えてお通じを良くしてくれる効能に通じています。
血行を促進してくれる作用についても同様です。さらに、昔から良く言われているように、大量の水を摂取することで体中の水分の流れを良くして、不用物や老廃物を追い出してくれる効果もあるので、一石二鳥どころではないですね。
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■アルカリイオン水をはじめとする日常生活に取り入れよう
ここまで見てきた通り、アルカリイオン水には確かな逆流性食道炎の症状緩和の効果と、プラスアルファの嬉しい健康促進作用もあることがわかりました。
ただし、アルカリイオン水は幅広くいえば食事療法の一つのようなところがあり、アルカリイオン水を毎日たくさん摂取することだけで、逆流性食道炎が完治に導かれるものではありません。
他のページでも、逆流性食道炎をちょっとずつでも良くしていくための実践性にたくさん触れていますので、もしよろしければ参考にしてみてくださいね。
あなたも、生活習慣や体に取り入れるものにも目を向けて、少しでも早く症状が良くなるように、できるところから取り組んでみてくださいね。

「当サイト管理者(50歳女)が逆流性食道炎を発症させたきっかけと苦しいまでの症例」私の体験談をご覧ください