毎回、逆流性食道炎だった頃の闘病記についてまとめています。47歳から闘病歴3年、最近になってようやく完治した、50歳の主婦です。
逆流性食道炎の症状が出ている間の喉がイガイガする感覚、喉の奥に何か詰まっているような感覚、あれツライですよね。
家だったら処方薬を飲んだり薬を飲んだりもできますが仕事中だったり、外出時などのとっさの時ですと、喉のイガイガ異物感はもうたまりません。
喉の粘膜を保護するために牛乳を飲んだり姿勢を正すなどちょっとしたことで喉のイガイガ異物感は取り除けます。
今回は「逆流性食道炎時の喉の異物感をすぐに取り除く6つ方法」についてまとめてみました。
ぜひともご参考にしていただけましたら幸いです。
私は難治性逆流性食道炎の元患者として、今まさに逆流性食道炎に苦しんでいる人に向けて何かできることがある!と感じ、情報を発信しています。
Contents
外でもできる!手っ取り早い有効な対処法
仕事中や休日外にいるときに使える対処方法はいくつかあります。
逆流性食道炎の症状である喉の異物感をおぼえると少し気分が落ち込んでしまいますよね。
自分の健康状態が良くないのを自覚してしまうというか、「あ〜、私も歳なんだな」と思い、
自然に歪んだ自分の顔が街中の鏡ごしに写ると、色々ショックを受けます。
無意識に喉元に手をやって、苦い顔をしてしまうことはないですか?
そんな時は以下の方法を試してみてください。
お湯やホットミルクを飲む
一番手っ取り早く、効果的な方法は「お湯やホットミルクを飲む」です。
他の逆流性食道炎の諸症状に対しても効果的ですが、逆流してきた異物を流し込んで胃の方向に戻したりして、喉のつかえを癒してくれる効果があります。
- ●逆流性食道炎の症状
- 喉のイガイガ、気分の低下、肩こり、腰の痛み、味覚障害、血行障害、口内炎、喘息、止まらない咳、前胸部の違和感、下痢、便秘、不眠、血便、めまい、頭痛
- ●逆流性食道炎の健康被害の一例
- 吐き気、胸が苦しい、喉がイガイガする、胃と食道に潰瘍ができる、耳鳴り、体重減、めまい、発作のような咳、げっぷ、みぞおちの痛み、背中の痛み、肩のだるさ、右・左鎖骨リンパの腫れ、運動能力の低下、肌荒れ、くすみ、肌の乾燥、抜け毛
特に牛乳などの乳製品には胃粘膜を保護してくれる役割もあり、一石二鳥です。
一時間くらいウォーキングに出てみる
げっぷが出てしまったり、喉の奥にギシギシと何か詰まったような感覚が起こることは頻繁にありますか?
げっぷが出たり、喉奥の違和感をおぼえるということはそこに異常が発生しています。
その異常というのは
口に入れて飲み込んだものがお腹の方まで落ちていってくれなかったり、逆に胃の方から戻ってきてしまったり、といくつか要因があります。
そんなときに有効的なのがウォーキングです。ウォーキングは胃酸の分泌を適した形で促進させてくれますし、体を動かすことで胃酸が十二指腸から小腸を通ってスムーズに流れていくきっかけになり体の中の巡りが正常になる効果をもたらしてくれるので、腸の活性化にもなります。
加齢になると腸内の活動が停滞化してしまいますよね。
結果、消化が追いついていない分や消化不良になってしまっている現象などを緩和し、改善してくれる作用を持つのです。
逆流性食道炎の症状にとってもう一つ大敵となるのが、ストレスです。
ストレスは体の害です。免疫力が下がったり美容にもよくありません
ウォーキングに出て外の風に当たり、リフレッシュすることは、ストレス解消にもなるので、喉の奥に異物感や辛さを感じた時は、積極的に外に出てみると良いでしょう。
ちょっとした生活習慣の改善で症状も改善!外にいてもちょっとしたチャレンジで症状を緩和する方法
- 姿勢を正す
- 逆流性食道炎の症状が日常生活の中で頻繁に起こったり、症状を悪化させたりすることに少なからず影響を持っているのが、普段取っている「姿勢」です。
- 知らず知らずのうちに、猫背気味になってはいませんか?
- 腰や腹部を折り曲げるような姿勢を多くとっていませんか?
- 寝る時に腹部に負担をかけるような体勢で寝ていませんか?
つまりは、これらと逆の体勢を取ることが、実は長い目で見ても地道でありながら確かに逆流性食道炎の症状が出てしまう頻度をおさえ、快適な日常生活をサポートしてくれる習慣であったりします。
特に、食後一時間程度は、できるだけ座らずに立ちの姿勢を保っていられることが理想です。
- ごはんは少量ずつ、よく噛んで食べるようにする
- ついつい、忙しい生活や仕事の合間の食生活で、ごはんを焦って食べたり、急いで食べたりしてはいませんか?
一気食いをすると、食事中の際に大量の空気も一緒に喉の奥に入り込むことになり、その結果胃部の膨満感が増して、逆流性食道炎の症状が出ることにつながり、喉の異物感を引き起こします。
食べ物はよく噛んで、なおかつ膨満感を避けるため、少量ずつ摂取するようにしましょう。量的には、昔から言われているように腹八分目がやはり理想ですね。
飲み物を飲む時には、ストローを使って飲む方法もオススメです。
日常生活に浸透させる症状解消法
- 喉に異物感を与える原因となっている食べ物の摂取をやめる
- 食生活を改める
喉に大きな異物感をもたらす最大の理由。
それは、消化に悪かったり、逆流性食道炎の時には悪い効果や影響しかもたらさない食べ物を、日常生活の中で知らず知らず摂取してしまっていることです。
- ●逆流性食道炎の症状を助長しやすい飲みもの(炭酸飲料、アルコール、柑橘系のジュースなど)
- ●脂っこいもの(天ぷら、揚げもの、脂ののった寿司や刺身、脂肪分の多い肉類など)
- ●甘いもの全般(ケーキ、まんじゅうなどの和菓子類、チョコレートなど)
- ●辛いもの(カレー、唐辛子、香辛料類など)
- ●胃酸を多く分泌する必要のある食べもの
- ●その他、一般的に消化に悪いとされるもの
などを日常生活の中で積極的に多く摂取してしまうと、
その分不必要な過剰量の胃酸が分泌されてしまい、多く食べれば食べるほど胃の中も飽和状態になるので、逆流症状の頻出を促してしまいます。
こういった食生活に心当たり、ないしは身に覚えのある方は、意識して心がけてこれらの食習慣をやめ、
- 消化によく
- 胃腸のバランスを整える食事
健康な食生活にあらためる努力をまずしましょう。
<外部サイト;関連記事>
逆流性食道炎患者のための食事指導!〜食べ物から食べ方まで〜
トランス脂肪酸は摂取しないように気をつける。トランス脂肪酸が多く含まれる食べ物はマーガリン、冷凍食品、インスタント類、安い外食など。
ダイエットする
肥満は実は逆流性食道炎の大敵です。
なぜなら、腹圧を高めることで、胃の部分を圧迫し、内容物の逆流を促進して結果喉の異物感を引き起こしたり、喉奥のイガイガの原因となる影響を与えてしまうからです。
よって、上に挙げたような食生活の改善を試みたり、ウォーキングをはじめとする胃部に負担をかけない運動を行って、特に腹部の脂肪を減らせるように試みましょう。
歳を取ると太りやすい体質になりますよね。肥満は逆流性食道炎だけではなく、様々な疾患を引き起こす原因となります。
<マツモト先生の関連記事>
逆流性食道炎が治らないのは腹圧が高いから!腹圧に詳しくなって症状を改善しよう
ダイエットしてお腹周りの脂肪を減らすだけでも腹圧はかなり改善されていきますよ
最後に・・
いかがでしたでしょうか?
すぐに喉奥のイガイガや異物感に対処できる方法から、外にいても取り組みやすい生活上の改善法、長い目で取り組む解消法まで、合わせて紹介してきました。
仕事中や外出時の急な「イガイガ」「異物感」に襲われずに済むように、まずは出先でも試せる簡単な方法を覚えて緊急の時には対処を試みながら、長い目で症状の改善に努めていきましょう!応援しています。
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