あなたは逆流性食道炎を治すためにどのような薬を飲んでいますか?
- H2ブロッカー
- PPI(プロトンポンプ阻害薬)
市販の薬、病院で処方される薬、、、、
逆流性食道炎に悩んだことがある人ならこれまで複数の薬を飲んできたと思います。
しかし、全然良くならなかった
こんな経験をしていないですか?
私は47歳の時に逆流性食道炎を発症させ、約3年間も胸焼け、呑酸感に苦しめられていました。
これまで飲んだ薬は
パリエット、タケプロン、アシノン、イノセアワンブロック。
このような薬を処方され、服用してもなかなか逆流性食道炎を克服することができずに悩んでいる方は多いと思います。
薬が効く人と全く効かない人の違いはどこになるのか?についてお話していきたいと思います。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたね。それでは本題に入っていきます!

私は難治性逆流性食道炎の元患者として、今まさに逆流性食道炎に苦しんでいる人に向けて何かできることがある!と感じ、情報を発信しています。
Contents
胃酸の分泌を減らすことが薬の目的である
逆流性食道炎を改善するために薬を飲むと思いますが、逆流性食道炎は薬を飲んでも治りません。
さきほど私が挙げた薬や逆流性食道炎と診断されて病院等で処方される薬はほぼ胃酸の分泌量を減らすためのものなのですよね。

逆流性食道炎の根本的な原因を知ったら、納得しました。私もマツモト先生に指摘されるまで気がつかなったです

胃酸が少なくても逆流する人は逆流します
胃酸が多いと横になったときやゲップをしたときに食道まで戻る可能性も高いですし、十二指腸まで届いてしまうこともあります。
胃酸過多が原因じゃないと薬は効かない
ただ残念なことに胃酸過多が直接的な原因ではない限り、薬は効きません。
- ガスター10
- ガスモチン
- オメプラゾン
- オメプラゾール
- キャベジン
- H2ブロッカー
- PPI(プロトンポンプ阻害薬)
これらの薬は効きません
初めて飲んだら少しは楽になるかもしれないのですが、持続性はないために効いていると感じてもしばらくするとまた胸焼けや呑酸などの辛い症状に襲われるようになるのです。
逆流性食道炎=胃酸過多
だと思われることがあるのですが、決してそうではないんですよね。
胃酸の分泌量が多かったとしても食道と胃を結んでいる部分を弁のようにしめている下部食道括約筋が機能していれば食道まで胃酸が逆流することはあまりありません。
消化器官に原因があるわけではなくて、体の仕組み自体に問題があることでこの病気は起こるのです。
ちょっと過激な言葉に聞こえてしまうかもしれませんが、逆流性食道炎・いわゆる逆食は胃酸の過多が直接的な原因ではないために
薬を飲んだからといって治るものではありません
またストレスが上手に解消させることができないと脳がヒスタミンを多く分泌するので胃が食べ物が入っていない状態でも胃酸を分泌させてしまい、慢性的に胃の中に胃酸がたっぷり入っている状態ではやはり逆流性食道炎を発症させやすいのですよね。
そんな場合には病院で処方される薬や市販薬を服用することで症状が軽くなることはありますよ!
逆食を繰り返してしまう人が多いのはこの理由
胸焼けや呑酸や他の症状に悩まされている方がなかなか逆流性食道炎を治すことができないのはただ薬を飲めば治る!と勘違いしているからなんです。
たださきほどもお話ししたように病院だけ通って行れば治るということではありませんよね。
一旦は良くなるのですが、再び症状に襲われるようになるのはある意味で仕方がないことだといえます。衝撃的かもしれませんが薬が効かないのは当たり前なのです。
薬が効かないのは当たり前だと思っても良い
こういった理由から、
逆流性食道炎の薬を飲んでも効かなくて当たり前だと思っても大丈夫です。何も問題ありません。
薬が効いた!と感じる人は、胃酸の分泌量が多いのでストレスを感じないように食事に気をつけたりしましょう。
<外部サイト:マツモト先生のサイト>
逆流性食道炎患者のための食事指導!〜食べ物から食べ方まで〜
胃酸過多から胃酸過少になることがある
これらの薬を飲んでいけば確実に胃酸の分泌量は減って行くでしょう。
しかし今度は胃酸過多ではなくて、胃酸過少になる危険性があるのです。
つまり食べ物を食べた時に消化する際に必要な分量の胃酸が出て来ないというわけなので、
- いつまでも食べ物が胃に残ってしまう
- 胃酸を帯びた食べ物が胃に停まるので胃の機能が低下しやすくなる
- 食べ物が中で発酵するので息が臭くなる
- 腸内環境が悪化しやすい
このような症状に今度は襲われる危険性があるのです。なのでむやみたらに胃薬を飲むことはリスクがあるということをしっかりと覚えておいてくださいね。
<関連記事>
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また胃薬を飲んだとしても刺激に対して過敏になった食道や食道内にできた傷・潰瘍は治すことはできません
まとめ
- 胃酸の分泌を減らすことが薬の目的である
- 胃酸過多が原因じゃないと薬は効かない
- 逆食を繰り返してしまう人が多いのはこの理由
- 薬が効かないのは当たり前だと思っても良い
- 胃酸過多から胃酸過少になることがある
逆流性食道炎は胃酸の分泌量が多いのが直接的な原因ではないために薬が効かないのはむしろ当たり前なことです。
複数の薬を試すのではなくて、2種類飲んでそれでも症状が改善しない場合はより根本的な治療法に取り組むべきだといえるでしょう。
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