今回は具体的にどのような症状が逆流性食道炎を患うと感じるようになるか?についてお話していきたいと思いますね。
中年代の方はこの病気に自分では気がつかないところで掛かっていることもありますし、その症状や不快感をただ「加齢」だからという単純な言葉で置き換えてしまう方もいます。
それではなにも改善されることはありませんし、むしろ悪化を繰り返していってしまうでしょう。
代表的な胸焼けや呑酸以外にも7つの症状があります。
あなたもこれらの症状に悩まされているのではないでしょうか?一見、逆流性食道炎だと関係性が見られない場合でも実は深く密接に関わりあっているかもしれませんよ
私は難治性逆流性食道炎の元患者として、今まさに逆流性食道炎に苦しんでいる人に向けて何かできることがある!と感じ、情報を発信しています。
喉の違和感やつまり感
逆流性食道炎を患うと喉に違和感・つまり感を感じる方がおおいです。
寝ておきたときに喉が変に痛かったり、胃酸のような味がすることはありませんか?
これはのど元まで胃酸が逆流してきてしまっている証拠なんです。
またこの病気が慢性化してしまうことで喉の神経や喉の奥の神経が過敏になりいままでは気にしなかった刺激に対して
- 違和感
- 咳き込み
- 吐き気・嘔吐
という反応をするようになるのです。
ときにこの咽頭部は普段はただ食べ物が通過するだけなので強い刺激を受けることに慣れていません.胃のように酸に晒されても大丈夫な粘膜に覆われている、なんてことはないんですよ。
また喉のところが繰り返し炎症することによって赤みを浴びたり、表面がざらざらになるので唾液や痰が喉にひっつく感覚に悩まされることになります。
痰がひっかかったようなちょっとむずむずした感じは不快感やストレスの原因となることがあります。
これが悪化すると、喉になにか「ボール」が詰まったような苦しい感覚に襲われるようになり、これを球症状と言います。
喉が胃酸にかかることで声質がガラガラになったり、低い声に変化するようにもなるのです。
- ポリープができた
- 喉の声帯部分が腫れた
- 唾液が絡まった
- 息が苦しくなった
喉頭・咽頭が炎症するとこのようなことに悩まされることがあるのです。
ただし注意しなくてはならないことがあります。これらの喉の違和感などは他の病気にも見られるということです。
つまり基本的にはウイルスが身体に入ったりするだけでも炎症することがありますし、最悪のケースとしては食道ガンのようなものかもしれません。
なのでこれらの症状が出て来た=逆流性食道炎ではない可能性があることは忘れてはなりませんよ。しかし、これらの他にも強い呑酸や胸焼けを感じているのであれば逆流性食道炎である可能性は高くなるのです他にも症状があるので全部見て行きましょう
胸のつかえ感
食べ物を食べた時に胸のあたりでつっかえるような感覚をしたことはないですか?
頻繁につっかえるようでしたら、他の病気を患っていないか?と検査しなくてはならないです、もちろん逆流性食道炎の他の症状を感じているならこの病気である可能性は高いのですが
念のために検査をする必要があるといえるでしょう。
この胸につっかえる感じを医学用語では「嚥下障害(えんげしょうがい)」というので覚えておいてくださいね
食道から胃へと移動するときに食道は収縮運動をするのですがこの運動機能が逆流性食道炎を患うことによって低下していくんですよ。
身体のけがをしたときに痛みを避けるために少しかばったり、そこの部位の機能が下がったりすることってありますよね。
それとおんなじなんです、嚥下障害が起こる原因は収縮運動の機能低下が考えられ
- つい「おえっ!」となってしまう
- つまって苦しい思いをする
- 不快感が襲ってくるので思わず顔をシカメてしまう
このような体験・経験を少なからずしてしまうのは逆流性食道炎という病気が体に悪い影響を与えているからなんです。
胸の痛み
思わず胸に手を当ててしまうことはないでしょうか?
胸というのは心臓付近のことをさすのですが、一瞬心臓関係の病気の発作・症状に思われることがあるのですが、これも逆流性食道炎の症状の一つなんです。
医学的にいうとこの痛みを非心臓性胸痛といいます。
文字の通り心臓関係の病気ではないのに心臓に痛みを感じるのです。そのほとんどの原因は逆流性食道炎なのですが逆流性食道炎の症状かと思ってその克服法を実践してみても良くならずになんでだろう?と思っていたら
心臓関係の病気だった・・・。
またその逆の可能性もあるので、しっかりと病院で検査を受けてみることを強く勧めさせてください。そうではないと取り返しのつかないことになってしまう危険性があります、部位が部位ですからね。
狭心症で起こる痛みと逆流性食道炎の痛みを区別することは非常に難しいことだと言えるので十分に注意をしておきましょう。
食道に胃酸が慢性的にかかることで神経は過敏になり、いきなり痙攣のような状態になることがあり、そのために
狭心症のような心臓付近の痛みを感じるのではないか?と考えられているのですが具体的なメカニズムはまだわかっていないためにこのことに関して研究成果が発表されたらまた追記していきたいと思います!
胸の痛みに異変を感じて病院に行く人のなんと約35%は逆流性食道炎を患っていたというデータがあります
上腹部痛を感じることがある
上腹部とはこのへんを指します、画像を参考にしてみてくださいね!
逆流性食道炎にかかる人はむしろ健康的な人の割合が多く、そのために普通の人と比べると胃酸の分泌量が多い傾向にあるのです。
その多く分泌された胃酸が十二指腸にいったり、食道と胃の間である噴門(ふんもん)に多く胃酸が掛かることによって痛みを感じることが多いです。
それは丁度、胸の上らへんに存在するために炎症を繰り返してしまうようになるんですよね。
喘息のような空咳
喉もとの器官まで胃酸が逆流すると気管支が炎症してしまうのです。
気管支が炎症することによって
- 少しの刺激にもより反応してしまう
- 気管支の幅が狭くなり空気の通りが悪くなる
- 気管支痙攣がおこりやすい
このように症状に悩まされることが多いのです。
またのど元まで胃酸が逆流してくることはあまり自覚されませんが結構ありますよね。
- 胃に溜まったゲップと一緒に出て来る
- 体を横に倒した時に戻ってくる
- 胸につまったときにおえっと食べ物と一緒に逆流してくる
このように場面はだれでも経験しているはずです。
とくに呑気症(のんきしょう)といって無意識のうちに空気を飲み込んでしまう方は注意してください。
原因はストレスの過多が多く、人と話している時・食べ物を食べているときに多くの空気を込み込んでしまう病気なので、覚えておいてくださいね。
なるべくビールや炭酸水は控えるようにしましょう
炭酸を控えるだけで全然症状は違ってくるはずです。
私は喘息のような咳に悩まされていた時期がありました。
ただアレルギー検査をしても異常は見当たらなかったので、喘息ではなかったのです。
具体的な症状は日中に喉もとが痒くなって一度「こん!」と咳をしたらドンドン痒さが増していって咳を止めることができなくなって
腹部の筋肉が痛くなるほど咳き込んでしまうことが多かったです。
ある程度咳き込んだら痒さを我慢して咳を自力で押さえることができるようになるのですがそれでもこの咳の不快感は異常でした。だってタンも絡んでいないですし、咳以外はなにもでてこなく、いわば空っぽのなにかを出し続けるような感覚でしたからね。
これも逆流性食道炎の症状なんだ!と知ったときは、この病気と咳との関係がすぐには結びつかなかったのですが、
いろいろ調べて行くうちに食道の神経が過敏になってしまうことで起きることなんだと知り、「な、なるほど!」と思ったのです。
なので以前の私のような経験をいままさにしている方はすぐに治療法を実践してみる価値はあると思いますよ
睡眠障害(不眠症・過眠症)
寝ているときに胃酸が逆流してきて炎症が起こると胸痛や上腹部痛に襲われることがあります。
寝ているときなので、そこまでは痛みを感じないこともあるのですが、体は起きてしまうために睡眠の質が低下するようになるのです。
さきほどの空咳が寝ているときに襲って来て途中で目を覚ますことで十分な休息を取る事ができずに昼間にうとうとしてしまうようになるのですよね。
元々不眠症の人も逆流によってさらに不眠になることがありますし、それにともなって起きる健康被害は様々なものが関係してくるのです。
<外部サイト>
逆流性食道炎をいち早く治すための5つの睡眠術!免疫力を高めるための睡眠リズム
貧血
食道に傷がつくことで徐々に潰瘍が形成されてしまいます。その潰瘍がなにかの拍子によって破裂することで出血するようになるのです。
逆流性食道炎には非びらん型とびらん型があるのですが、潰瘍ができ、出血する危険性があるのはびらん型の逆流性食道炎になります。
少なからず呑酸や胸焼けの症状を感じているのであればしっかりと内視鏡の検査を病院で受け、自分の病気の度合いを観測する必要はあるのではないでしょうか?
一気に出血し、血がだらだらと流れ続けるようなことにはあまりならないのですが、徐々に少しずつ血が外に漏れ出すような形になるのです。
あなたはいつも自分の大便を観察してしますか?
ちょっと汚いかもしれませんが、便が黒に変色している場合は体のどこかで出血していることが多く、この病気を重度で苦しめられている方はぜひ観察してみてください。
内視鏡でみない限りは食道がどういったようになっているか?はわからないために日常で些細な異変を正確に感じる必要があるのですよね
そのアンテナをしっかり張っておくことは他の病気の早期発見にも繋がるはずですからね。
まとめ
- 喉の違和感やつまり感
- 胸のつかえ感
- 胸の痛み
- 上腹部痛を感じることがある
- 喘息のような空咳
- 睡眠障害(不眠症・過眠症)
- 貧血
代表的な胸焼けの他にもこのようなたくさんの症状があることがわかりましたね。ただ胃酸が逆流するというだけではなくて様々な健康被害が引き起こされます。
確かにすぐに死んでしまうほどの大病ではないことは事実なのですが放置したり病気が進行することでより体に負担が掛かるようになるのです。
逆流性食道炎から食道ガンを引き起こす危険性も非常に高いので十分に注意をしてくださいね。
「当サイト管理者(50歳女)が逆流性食道炎を発症させたきっかけと苦しいまでの症例」私の体験談をご覧ください
マツモト先生のサイトと出会い、マツモト先生のメルマガを通じて逆流性食道炎が良くなり、心も体も元気になりました。
その考えを普及したいと思い、サイトを立ち上げました。