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胃酸を減らす逆流性食道炎の治療法だと思っていませんか?

これは間違いです。これは胃酸の分泌を減らしたところで良くなった!ということには残念ながらありません。

私

病院へいくと胃酸抑制の薬が出されるので一見すると正しいことのように思われてしまいますよね。

私

私は難治性逆流性食道炎の元患者として、今まさに逆流性食道炎に苦しんでいる人に向けて何かできることがある!と感じ、情報を発信しています。

胃酸の強さや量が問題なのではない

逆流性食道炎の患者さんの胃酸強度は普通の人と比べると強い傾向にあります。

ナースナース

さらに1日の成人の人の胃酸分泌量は2リットルなのですが逆流性食道炎患者はそれよりも多いというデータがあります。

たしかにピロリ菌に感染すると胃酸の酸度は弱くなるので、ピロリ菌に感染している人がそれの除去をしてしばらく経過すると逆流性食道炎になってしまうケースも存在します。

しかし結論からいうと胃酸の強さや量が問題なのではありません。

胃酸の濃度が濃くなることや胃酸の分泌量が増えることよりももっと本質的なことがあるのです。

仕組みに問題がある

逆流性食道炎の患者さんのほとんどは病院に行き、薬を処方してもらったことがありますよね。

ただしその再発率は90%近くあります。

ppi(プロトンポンプ阻害薬)やh2ブロッカーを服用することで胃酸の分泌量は減らせますし、胃酸の濃度は弱くすることができます。しかしなぜ量を減らし、濃度を弱くさせたとしても逆流してしまうのか?

その答えは「仕組み」です。

胃酸が逆流してしまうような胃の構造をしているのが大きな問題なのです。

だからいくら胃酸をコントロールしようとしてもその仕組みの部分が機能していないのであればあまり意味はありませんよね?

胃酸の濃度を薄めた!と言ってもそれでも食べ物を消化させることができるくらいやっぱり濃度は他と比べても濃いことは確かです。

食道やのど元を炎症させることができるくらい濃度は濃いので胃酸をコントロールすることは間違いなんですよね。

注目するべきはその「仕組み」。

口から食べ物は入って行くとどんなメカニズムでどんなように食べ物は食道から胃へと入って行くのか?
消化した食べ物はどこへ向かうのか?
胃酸はどのような形で逆流してしまうのか?

これらの対する正しい知識をまずは身につける必要がありますよね。

慢性化している人にはあまり意味が無い

逆流性食道炎に代表される症状である胸焼けや呑酸は慢性化している人には薬や胃酸分泌量抑制はあまり効果がありません。

慢性化してしまうと食道は炎症している可能性が高く、少しの刺激にも敏感になり反応するようになるからです。だから少量の胃酸でも過敏になっているので、より根本的な克服法が求められるのです。

逆流性食道炎の症状は多岐に渡ります。三大症状(呑酸、嚥下障害、胸焼け)だけではありません。

これらだけではなく、

●逆流性食道炎の健康被害の一例
吐き気、胸が苦しい、喉がイガイガする、胃と食道に潰瘍ができる、耳鳴り、体重減、めまい、発作のような咳、げっぷ、みぞおちの痛み、背中の痛み、肩のだるさ、右・左鎖骨リンパの腫れ、運動能力の低下、肌荒れ、くすみ、肌の乾燥、抜け毛
マツモト先生マツモト先生

逆流性食道炎の症状はこんなにもあるんです

注意点

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胃酸の分泌量を減らすことや酸度を低くすることは以下を招くことがあるので注意してください

食べ物が消化されず胃の中で発酵するようになる
胃のなかで食べ物が腐ることがある
消化量が足りず、完全消化までに時間が掛かるので胃の機能が低下しやすい
腸にも負担がかかるので、腸内環境が悪化しやすい

このような注意点がありますので、薬ばっかりの治療法を実践している方は注意してくださいね。

正しい克服法を実践し、人間の治癒力を高めることを意識してください!

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