逆流性食道炎と診断された時にパリエットが処方されることがありますよね。
パリエットを服用するだけでは逆流性食道炎を治すことは決してできないのですが胃酸の分泌を抑えるので胸焼けの症状がきつい方は薬の効果がある期間は少しは楽になるはずです。
ただそのパリエットの副作用をあなたはしっかりと知っていますか?
最悪の場合、呼吸困難に陥る危険性があります。軽度な副作用も重度な副作用もあるので必ず抑えてください
今回はこのテーマについてお話するのでいま現在この薬を飲んでいる方は参考にしてみてくださいね
そもそもどんな薬なのか
この薬は胃の粘膜にある胃酸分泌機能を抑えこむことで胃酸の分泌量を減らす作用があるのです。
成人は1日に2リットル程度の胃酸が分泌されるのですが、この量を減らすことで食道やのど元まで胃酸が逆流することを防ぐことができるんですよね。
これは3ヶ月以上の長期間服用することはできません。
また胃酸の分泌量を減らし続けてしまうことで今度は食べ物を消化するために必要な胃散が分泌されなくなってしまうというデメリットもあるのです。
つまり食べ物が胃の中で発酵したり腐ったりしてしまうこともあります。
ペリエットはラベプラゾールナトリウムが主成分となっています
1日に10mgだけ服用するのですが症状が重い場合は20mgを服用するようにしてくださいね
パリエットは比較的副作用の危険性は低いです
軽度の副作用
ペリエットを飲むことで肝臓の中にある特別の酵素の値が非常に高くなることで
- 急性肝炎
- うっけつ肝障害
- 肝臓ガン
- 急性アルコール中毒
- ウイルス肝炎
を引き起こしやすくなることがあるのです。慢性的にパリエットを服用することでこのようなことが起こるのですが、体調不良や妊娠中でもこの肝臓の酵素の値が高くなることがあるのです。
これは血液検査をすることで簡単に調べることができるのですが、
肝臓の機能が低下していることに関してあまり自覚症状がでにくいので知らず知らずのうちに肝機能の効率が悪くなることがあるのです。
肝臓が機能しているかどうかはALT(GPT)・AST(GOT) これらの値を検査することで解るのですが、これらの数値が高くなることは危険なサインでもあるのです。
パリエットを服用後にALT(GPT)・AST(GOT)の値が高くなることがあるので特にアルコールを飲まれる・飲まれていた方は血液チェックをしてみることをオススメします。
<関連記事>
逆流性食道炎の治療で使われる薬と薬の効果一覧!
認知症/骨粗鬆症/多臓器疾患も!プロトポンプ阻害薬(PPI)の恐ろしい9つの副作用を解説
重度の副作用
- 呼吸が困難になって酸素不足になって倒れてしまう
- 全身に発疹が出て来て目眩が酷くなる(アナフィラキシーショック)
- 全身が酷くだるくなる
- 高熱の状態が続き、免疫力が低下する
- 手足に赤い発疹がでてくる
- 皮膚が黄色くなる
- 食欲欲が低下し、嘔吐をしてしまう
重度の場合はこれらの症状がでてくる危険性があります。
さきほどもお話したように逆流性食道炎と診断されて処方されるパリエットはそこまで副作用の危険性は高くありません。
しかし適法適量を正しく守らないと大変な目に遭う危険があるので気をつけてくださいね。
胃酸の分泌量を減らす薬をいままで使用した時に痒みが出たり気分が悪くなったことがある方は要注意です
まとめ
パリエット(ラベプラゾール)の効果とその副作用(軽度・重度)についてお話していきました。
薬だけ飲むのは正しい克服法では決してありません。
というのも先ほどもお話した通り、胃酸の分泌量を減らしたとしても逆流性食道炎は治りません。
なのでこの薬を処方して効果を実感できている方はその間にこの病気の根本を治すようなやり方を実践することをおすすめします。
もし今あなたがこの薬を飲んでいないのであれば無理して飲む必要はありませんので一応覚えておいてくださいね!
<関連記事>
認知症/骨粗鬆症/多臓器疾患も!プロトポンプ阻害薬(PPI)の恐ろしい9つの副作用を解説
「当サイト管理者(50歳女)が逆流性食道炎を発症させたきっかけと苦しいまでの症例」私の体験談をご覧ください