はじめまして。逆流性食道炎を患って3年、今年50歳になる主婦です。

今は完治状態ですが、病中は色々と気になる部分があり、飲んでいた薬に関する副作用なども、性格上特に気にして自分なりに調べていました。今回は、私自身も服用していた、「パリエット錠」について注目し、気になった副作用の例などについてお伝えしたいと思います。

■パリエット錠ってどんな薬?

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 まず、パリエット錠とはどのような効果を持ち、どのような病気に対して有効か? について調べてみました。

 パリエット錠は、PPI(プロトンポンプ阻害薬)という種類の薬で、主に胃酸の分泌を抑えてくれる薬です。細かなメカニズムを簡単に解説すると、「プロトンポンプ」という体内で胃酸を分泌している器官そのものに直接作用して、その働きを抑制し、胃酸の分泌を抑えます。

 他にも、ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌にも用いられます(※その場合、他にも2種類の抗生物質と併用で使用されます)。

 逆流性食道炎以外にも、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの潰瘍において、第一選択薬として処方される場合が多いです。パリエット錠は、今現在日本国内で認められている5種類のPPI(※2017年10月現在)の中で中盤の1997年に登場しましたが、効き目の強さは随一だからです。ただし、これから説明するような副作用が過度に出た場合、もっと効き目の弱い薬に変更して処方される場合もあります。

効果の高い薬は、それだけ副作用が出る時も強く出てしまうんですね。

パリエット錠の副作用について

 では、パリエット錠の副作用にはどういったものがあるのでしょうか?
 基本的には、パリエット錠は「副作用の少ない薬」として知られています。
 ただ、稀に以下のような症状が起こるようです。

  • 軟便、下痢、便秘
  • 発疹
  • 肝機能値の異常
  • 頭痛、めまい

 また、もっと重篤な
 「・アナフィキラシーショック・血液障害
などの症状などが出ることもごく稀にあるので、初期症状に注意し、上に挙げた以外でも少しでもおかしなことがあったら、すぐに病院を受診するのが良いでしょう。

 しかし、胃の薬なのに、軟便や下痢や便秘が副作用に挙げられる、というのはなんだか不思議ですよね。

 これは、パリエット錠の本来の役割のひとつである「胃酸を抑制する」という働きによって、逆に消化不良になることがあるためと考えられています。便秘になるとお腹にガスが溜まり、気体の性質上、出口がないと上にのぼって来やすいため、お腹の膨満感などがさらに辛いことになってしまわないよう、観察が必要ですね。

 発疹は、薬の飲み始めの初期症状でもたまに見られるようで、服用を中止すれば改善します。

 肝機能値の異常については、人によってはたまに現れることがあるので、長期の服用になる場合は、定期的な肝機能値の検査をすることが必要になってきます。

 頭痛やめまいも副作用として現れることがありますが、大変稀に視力障害や錯乱状態などが見られることもあるので、経過の観察を大切にしてください。

 他にも、飲み合わせが悪い薬があったり、65歳以上の高齢者や、妊婦さんなど、一部服用について注意が必要・場合によっては服用ができない方もいたりするので、注意してください。
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パリエット錠との付き合い方

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 これまでに見てきた通り、パリエットは大変効果の強い薬です。しかし、「効果が強い=強力」ということで、上に挙げた胃酸の抑制し過ぎによる副作用などにつながる恐れなどもあります。

 また、効果の強さや保険適応の関係で、基本的に8週間を超えては処方ができない薬となります(※一部必要に応じて、処方を続けるために病名が変わったり、容量が変わったりする場合もあります。また、効果が多少弱くても類似の別の薬に変わって処方が降りることもあります)。

 加えて、パリエットは効果が強い一方で、効くまでに少々時間がかかるという例も報告されています。

基本的に一日一回の服用(※ヘリコバクターや、ピロリ菌の除菌のために服用する場合は一日二回の場合もあります)となりますが、慢性的に逆流性食道炎の症状に悩んでいる方だと、飲んですぐは効果を実感できるけれど、飲んでしばらく時間が経つと効果が薄れてきて、次の服用のタイミングまでに逆流性食道炎の症状が出てきて少し苦しくなってしまうこともあります。

薬だけに頼らない治療法を!

 ここまでまとめた通り、基本的にはパリエットは効果が強く、副作用もほとんど出ることはなく、有効な薬として認められています。ただ、上にも書いたように、一般的には投薬期間の制限を設けているような薬なので、長期での服用ができない可能性が高いです。

 もし8週間を超えても症状が良くならない場合や、副作用が出てしまった場合は、投薬を続けずに別の治療法を考える必要があります。
 他の薬の服用に切り替えて様子を見るパターンもありますが、副作用の出現以外でそれを試みると、パリエットが一番効果の強い薬だけに、長期に渡る病的な症状がおさまらない場合にどれだけの効果を期待できるかは不明です。

私もパリエット以外に3種類の薬(タケプロン、アノシン、イノセアワンブロック)を試しましたが、いずれも病気の完治に至るものではありませんでした。

 そこで、自分自身、薬に頼らない他の治療法を試してみたり、他にも出来ることがないか探してみました。

 その中で、色々な文献やホームページをあたってみた結果、実は日常生活を見直し、生活習慣を少しずつ変えていくことで、薬に頼らない治療が可能だということがわかってきました。

 私がその中でも特に参考にしたのが、「マツモト先生」という方が管理されているページです。逆流性食道炎の原因や、そこに至る悪しき生活習慣の項目、そこからの改善法や、自分でも実践できる、体への根本的なアプローチ(呼吸法や、筋肉の動かし方など)が丁寧に説明されています。

<マツモト先生のオススメ記事>
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 せっかく逆流性食道炎の治療を開始され、なおかつ薬の副作用に少しでも恐怖がある方なら、一度覗いてみてください。

ここに書かれている方法だけでも試してみる価値はあると思いますよ。私は自分の普段の生活に、マツモト先生のページで紹介されている方法をちょっとずつ取り入れていった結果、逆流性食道炎の症状だけでなく体全体の調子がどことなく上向きになってきました。

 気が向かれた方は、良かったらぜひチャレンジしてみてくださいね。

マツモト先生のHPを参考にしてくださいね。

マツモト先生のサイトと出会い、マツモト先生のメルマガを通じて逆流性食道炎が良くなり、私は心も体も元気になりました。

その考えを普及したいと思い、サイトを立ち上げました。

マツモト先生から許可をいただき、私のサイトからもメルマガ登録できるようになったのでメルマガ登録することをオススメします。

2.18.18