食道裂孔ヘルニアで苦しんでいる方は年々増えているのですが、具体的に完治させる事が出来るのか?について言及されているサイトもないですし、書籍もありません
食道裂孔ヘルニアになることで逆流性食道炎が悪化しやすくなり、最悪の場合は食道ガンを引き起こす危険性があるので早急に治癒させるべきなんです。
私は難治性逆流性食道炎の元患者として、今まさに逆流性食道炎に苦しんでいる人に向けて何かできることがある!と感じ、情報を発信しています。
一番確実なのは手術
食道裂孔ヘルニアを完治させ、健康状態を取り戻すための一番確実なのはやはり手術になります。
- 滑脱裂孔ヘルニア
- 傍食道裂孔ヘルニア
- 混合型
どちらのタイプのヘルニアであろうとしっかりと切断をすることで胃酸がこれらの部分に溜まることはなくなりますが胃の一部を切断するのでもちろん入院することは避けられません。
ただ簡単に手術といってもまず手術をするために全身麻酔をしますし、ヘルニアと患者の体調にもよるのですが、半年以上、1日一食しか食べ物を食べることができず、体重が15キロ以上減ってしまう人もいます。
しかし手術は諸刃の剣
確かに食道裂孔ヘルニアを治すために一番確実な方法は手術ですがいきなり体にメスを入れるのは心配ですよね。
はい。手術が一番良いと聞くと、やっぱりかと思うのですがそれでも不安です。
また、手術は完全な治療法ではありません。副作用もありますし体に大きな負担がかかる危険性もあります。さらに患者さんの年齢が高齢になると、体の負担を考えて手術ができないケースもあるんです。
食道裂孔ヘルニアを完治させるための手術は良い面と悪い面の両方があり、良い面は実際にメスを入れるので時間が経過すれば安心して元の健康だったときと同じような生活をすることができるのですが、
悪い面は手術の後に経過が思わしくない時期が長く続くことです。
半年間、まるで食べることができないのは肉体的にも精神的にも辛いですし、エネルギーを蓄えることができないので元々体重が少し重めでない限りは厳しいです
よって、体力的に不安がある方や高齢者には手術はおすすめできません。
特に全身麻酔が体に大きな負担が掛かりますしね。また手術をしても逆流性食道炎が治るとは限りません!
え!っと驚くかもしれませんが、逆に胃と食道を繋ぐ噴門(ふんもん)が手術をすることで緩くなることがあるんですよ。
なので逆流性食道炎の原因と成っている食道裂孔ヘルニアを取り除いて治癒させたとしても逆流性食道炎が治るとは限らないということです。
ちょっと悲しい話かもしれませんが可能性がゼロというわけではありません。
食道裂孔ヘルニアを受けるべき人の目安やサインって何かありますか?
食道裂孔ヘルニアの症状が悪化し、合併症を引き起こしたり逆流性食道炎の症状があまりにも酷い場合は手術を検討するべきだと思います。
な、なるほど。
後は自力で食道裂孔ヘルニアを治せない人ですね。食道裂孔ヘルニアは腹圧がかかることが原因が起こる病気です。腹圧を下げるためには、ダイエットをしたり姿勢を良くするだけで少しは改善できますがそれでも腹圧を下げることができない人は手術を受けるべきだと思います。
ありがとうございます
逆流性食道炎を改善することで食道裂孔ヘルニアも改善していくので、手術が怖い方はまずは逆流性食道炎を改善して見ることから始めてください
- 猫背などで姿勢が曲がっている
- 食べた後にすぐに横になる
- 便秘や下痢を繰り返している
- 胃酸過少で食べ物が胃の中にずっと残っている
- 便をするときに踏ん張りすぎてしまう
- ベルトをきつく締めすぎている
- お腹周りに脂肪がたくさんついている
まずは逆流性食道炎を治してみることから始めて見る
食道裂孔ヘルニアが逆流性食道炎を引き起こしている可能性もあるのですが、逆流性食道炎を引き起こしている原因が食道裂孔ヘルニアを引き起こしていることがあります。
つまり逆流性食道炎を治すことでヘルニアも同時に治るケースも存在します。
かなり体に負担がかかる手術ではなくて逆流性食道炎を完治させるように努めることが一番安全ですし費用も非常に安く済ませることができますよ。
「完治」とは一体なんなのか?
今回のテーマは「食道裂孔ヘルニアの完治」です。
そもそも完治とはなんなのか?考えたことはありますか?
食道裂孔ヘルニアになっている以上、この出っ張りの部分を取り除くことや無くすことが完治だと考えている人は多いと思います。
しかし、当ウェブサイトでは
完治を「症状が進行・悪化せず、さらに症状が感じないようになる」
このように定義しています。
食道裂孔ヘルニアを除去するためには、手術しかありません。しかし誰にとっても手術が必要か?と言われたらそうではないんです。
また食道裂孔ヘルニアがあったとしてもそれが悪化せず、症状が出ないならそれは病気ではないと考えています。
手術を受けるためには、入院するための休暇、費用、体への負担、、、様々な「障害」があると思うのでこのような事情を加味した上で完治の定義を「症状が進行・悪化せず、さらに症状が感じないようになる」
このようにしました。
<関連記事>
食道裂孔ヘルニアって完治させることができるのか?
まとめ
食道裂孔ヘルニアを完治させ治癒させるためには
- 摘出手術
- 逆流性食道炎を克服
この2つのうちのどちらかになります。
手術を選択する場合はそのリスクを知り、具体的にどれくらいで健康的な生活を送ることができるのか?を病院で詳しくきくことをおすすめします。
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